街の不動産トラブルを解決する 36 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 川向慶子氏 レクストアセットマネジメント株式会社業務部長 (大阪府大阪市)
住宅新報 2023年4月4日 号 9面
連載: 街の不動産トラブルを解決する
私は、売買の仲介営業に従事してきましたのでたくさんのトラブルに遭遇して参りました。私道通行のトラブル、境界ポイントのトラブルといった権利関係のトラブルが一番解決に時間を要したように思います。長引けば長引くほど当事者同士が疲弊していき、無駄な歪が生まれ、仲が悪いご近所との生活は本当に楽しくないものになってしまいます。
境界確認で不仲に
私が経験したトラブルでは、土地の取引でしたが任意売却でしたので、売主に測量費用を支払う余裕がなく売主・買主・隣地の三者で立会を行い、境界確認を行うという条件付きで売買契約を締結しました。契約が完了し隣接地の方々と連絡を取る中で隣地の方々が私道の扱いや境界について納得していないことが浮き彫りになりました。当初は、お互い譲り合うところは譲り合い、解決に向けて話合いをする姿勢だったのですが、話合いを重ねるごとにこの人だから通ってほしくないなどの私感が入り始め、まともな話合いができなくなっていきました。最終はなんとかまとまりましたが買主と隣地の関係は修復ができないところまで悪くなってしまいました。

























