三井不レジ、大阪初のシニア住宅開業 約3500件の問い合わせ 24年秋にシリーズで約2700室展開へ
住宅新報 2023年3月28日 号 4面
三井不動産レジデンシャルは、「パークウェルステイト千里中央」(大阪府豊中市北緑丘、総居室数548室)を3月27日に開業した。同社として大阪で初となる自立可能なアクティブシニアを対象にしたシニア住宅で、「パークウェルステイト」シリーズ3物件目。募集状況は、約3500件の問い合わせがあり、申し込み件数は約220件。同シリーズを「三井不動産グループの新たな成長戦略の柱」(近藤哲生・三井不動産レジデンシャルウェルネス取締役営業部長)と捉えており、24年の秋には約2700室を展開する計画だ。
申込者の平均年齢は79歳で、70代以上は90%。一人入居が65%、女性が70%で、従前居住エリアとしては豊中市、吹田市、箕面市の北摂エリアで50%となっている。申込者は総資産数千万~数億円程度、戸建てやマンションなどの持ち家から元気なうちに入居する人が多いという。
「パークウェルステイト千里中央」は、三井不動産レジデンシャルが開発・保有し、運営主体は三井不動産レジデンシャルウェルネス。入居者は、運営主体と終身建物賃貸契約と生活・介護サービス契約を締結する。
同物件は、鉄筋コンクリート造・13階建ての建物に、一般居室470室、介護居室78室で構成。住戸面積は46.69~78.95m2でいずれも1~2人の入居が可能となっている。料金は、1人入居の場合、前払い方式で入居一時金が3135万~7940万円で、月額料金は一例として16万2200円(1LDK・専有面積53.19m2)。
タブレットやアプリなど活用
約1500冊の蔵書を年4回、入れ替えるライブラリールームなど充実した共用部が特徴の一つ。サービスの特徴として、DXを活用した入居者用タブレットや安否確認システムなどの「ライフサポートシステム」、健康や運動など多様なアクティビティプログラムの「ディスカバリープログラム」、同一建物内でのクリニックと薬局の連携や、三井住友銀行が運営する医療版情報銀行アプリ「decile」活用など「医療・介護サービス」の3点を挙げている。一般居室に専用のタブレットを設置。共用施設やサービスの予約、混雑状況の確認、館内スタッフとのビデオ通話などの機能がある。また、顔認証カメラやタブレットの操作履歴などで入居者の安否状況を確認する。
医療版情報銀行アプリでは、入居者自身の健康・医療データを提携する阪大病院やクリニック、家族で共有。入居者の健康維持や治療に役立てる。
介護居室は、初回募集時のみ10人程度を受け入れるが、その後は入居者の介護が必要となった場合に転居できるようにする。
























