GNUS オフィスを「コラボの場」に リモート中心から面積拡大、刷新
住宅新報 2023年3月21日 号 5面
デジタル分野でプロダクト開発マネジメントなどを手掛けるGNUS(ヌース、東京都港区、文分邦彦代表取締役CEO)がこのほど、本社の移転を機にオフィスを拡大、刷新。独自の発想に基づく設計で、コミュニケーションやコラボレーションの場として再構築した。
最大の特徴は、オフィス中央に設置された立方体形状の可動空間「GNUS DICE(ヌースダイス)」だ。3面を壁で囲まれ、360度回転するフリースペースで、利用や用途は自由。打ち合わせ等のロビースペース、各種展示スペース、イベントやプレゼンテーション等の登壇スペースなど、幅広い使い方を想定する。
同社は「ダイス(サイコロ)のように変化が予測できない期待感で、オフィスを『来たくなる場所』『新しい発見があり、それを共有できる場所』にしていくことから、活発なコラボレーションの創出を狙う」と意図を説明する。
同社は、広告業界最大手・電通グループの100%出資により、同グループ出身の文分代表が独立する形で設立されたIT企業。文分代表が米国勤務で得た知見を基に、「顧客の要望に応じて企画やコンサルティングを行い、登録制フリーランスエンジニアとの協業でシステム等を開発・提供する」というビジネスモデルで事業を構築・展開している。
その業務の特性から、従来は約30人ほどの社員の95%はリモートで業務を行っていた。しかし「多様な働き方が可能な一方、フルリモートの課題も顕在化した」(同社)として、あえて3倍以上の床面積の物件に移転。併せて、「対面でのコミュニケーションを促進し、フリーランスとのコラボレーションのほか、チームとしての連携や働く人のモチベーションなどの向上を目指す場」(同社広報担当者)の構築を図った。
新オフィスの立地は、東京メトロ日比谷線六本木駅から徒歩1分。Noum(東京都台東区)の運営する複合型ワークプレイス「Kant.」の1フロアに入居している。移転に当たっては、Noumが一旦完成させたオープンなシェアオフィスとしての機能を生かしつつ、GNUSの目指すコンセプトに沿ってリノベーション工事を施した。
72年1月竣工の建物で、経年により近く建て替える計画となっていることもあり、「期間限定の実験的オフィス」(広報担当者)という位置付けで挑戦したという。契約により25年半ばには再度移転予定ながら、同オフィスの発想や運用で得た知見などは今後の拠点構築にも生かしていく方針だ。























