知って得する建物の豆知識 355 中古物件のチェック法 その1 調査点は多いがしっかりと
住宅新報 2023年3月7日 号 9面
連載: 知って得する建物の豆知識
中古住宅の売買に遭遇したときに、その物件をどのように見るかというポイントです。まずは地盤の良し悪しの推定です。物件の周辺を見回し、道路の波打ち状態や排水溝の歪みなどを確認します。併せて、擁壁のブロック積みや塀の傾きに着目。これはその場所の地盤の軟弱姓や歪みをチェックするのが目的です。次に敷地内にある大きな樹木や庭石のサイズや個数も確認します。建物を取り壊して、更地にする場合、これらの処分は意外に大きな金額になることがあるからです。
水道引き込みの管の太さと本管の位置確認も欠かせません。これは、枝管が細い場合、最新型給湯器を取り付けても性能が十分に発揮できないことがあるからです。
次に屋根回りを確認します。屋根の形状が単純であれば雨漏れなどの危険性は少ないのですが、複雑な形状をしていたり、「谷」がある場合は雨漏れの危険性が高いといえます。瓦屋根の場合は、瓦のズレや欠落・割れがないかを調べます。ズレや欠落は雨漏れに直結しています。金属葺きの場合は錆びや捲れ、波打ち具合を見ます。錆は端部に発生しやすく、雨水が浸透して思わぬ所に雨漏れを生じます。

























