東急不「リエネソーラーファーム東松山」 農業と発電事業両立へ 全国約400万ヘクタールの農地の可能性探る
住宅新報 2023年3月7日 号 4面
東急不動産が22年12月28日に運転を開始した「リエネソーラーファーム東松山」(埼玉県東松山市)は、全国でも事例が少ない水田と多品種栽培の畑に太陽光発電システムを設置し、農業と発電事業を同時に行うソーラーシェア実証事業と、カフェやコワーキングなどを設置する地域共生施設「TENOHA東松山」を運営している。FITに頼らない再生可能エネルギー事業モデルとして、ソーラーシェア事業を拡大するために、エクシオグループやオムロン ソーシアルソリューションズなど12社が連携。発電した電気は、小売り電気事業者を通じて「渋谷ソラスタ」など渋谷の8物件に供給する。収穫量を確保しつつ、発電事業を行うために、作物の種類や栽培方法などを検証。将来的に、ソーラーシェア事業を全国へ拡大することを検討する。
ソーラーシェア実証事業は、水田(3369.92m2)と畑作(1851m2)の2カ所に分かれ、水田には両面発電の太陽光パネルを設置し、水田からの反射でどの程度発電が行えるかを検証する。畑作では、にんじん、枝豆、ブルーベリー、ほうれん草を植え、栽培方法などを検証する。農機具の邪魔にならない太陽光パネルの架台の最適設計や、架台にスプリンクラーの設置などによる農作業効率化を図る。今後のソーラーシェア事業の展開としては、全国で約400万ヘクタールの農地の利用が期待できる。






















