紙上ブログ不動産屋の独り言688 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 相談に乗りたくない客 苦労して見つけた部屋をキャンセル
住宅新報 2023年1月31日 号 6面

部屋探しで困窮している人を専門で扱う業者から電話があった。日頃から懇意にしていて、私も何かと相談に乗っている会社である。
「さっき、3月中に部屋を出なければならない高齢者の娘さんから電話があって、部屋探しを頼まれたんだけど、以前に不動産屋とトラブルになっていて、部屋が借りられるかどうか心配、と言うので、『なんて不動産屋?』と聞いたらオタクだって言うのよ。〇〇さんて分かる?」と言う。分かるも何も、私が「二度と部屋探しの相談に乗らない」と決めている客である。これから生活保護を受けるのに、今の家賃は7万円で、家賃5万3000円以下の部屋に移らなければならない。本人は貯蓄がなく、取りあえず娘に契約金を立て替えてもらう必要がある。
審査が通ったのに























