マンションの今の市場には怖さを感じてしまいます。新築マンションの用地仕入れ競争は激化しています。少ない土地を大手のディベロッパーが争っているので、坪単価はどんどん上がります。都心の土地は、相場よりも2~3割高い価格でなければ取れないそうです。そして建築費も上昇していて、もう1割アップは当たり前です。
ですから、コストから考えて新築マンションの価格はどんどん高額になり、それでもマンションの販売は好調だと言います。なぜか…です。その背景には、リーマンショックで財務基盤が弱いディベロッパーの淘汰が進み、財務基盤の強い大手が、首都圏の新築マンションを供給していることがあります。大手は意図的に供給を抑制していて、新築マンションを売り急ぐ必要がないのです。一度に販売する住戸を絞って、需給バランスを維持し、新築マンションの需要超過が進んでいると言われます。
金融機関による個人への住宅ローンの貸出金額は、通常、年収の7倍以内が目安となります。ところが、21年の首都圏の新築マンション価格(70m2)は、平均年収の11倍を超えています。東京都に至っては14倍以上です。これは、どう考えても異常にしか見えません。























