紙上ブログ不動産屋の独り言682 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 管理会社の見えない苦労 大家には穏便に話したつもりだが
住宅新報 2022年12月13日 号 6面

「そんなの甘えだろ!?」と言われるだろうけど、家主によっては、こちらがいちいち説明しなくても管理会社の苦労をよく分かっていてくれる家主もいれば、言わなければ分からない、いや、分かろうとしない家主もいる。当社で家賃管理をしている場合、家賃総額の5%の管理料を頂いているが、それはあくまで家賃の管理料。月末までに翌月分を支払う家賃前払いの約定になっていても、いつも翌月の半ばごろまで支払ってこない入居者もいる。何度注意しても、督促の電話やメールをしても、用件が分かっているから折り返しの電話も返信もしてこない。誠意など無い。
家賃を立て替え
他社はどうしているか知らないが、うちは家賃が遅れている入居者の分も立て替えて、家賃が全部入っているものとして月末か月初めには家主に送金している。そのためか、「うちの入居者はちゃんと家賃を振り込んでくれているようでありがたいわ」と言われたりする。しかも、家賃の管理料を支払っていることで「アパートの管理料を支払っている」と思われていたりして。家主がそう勘違いしていると、「うちは管理料を払っているのだから、管理会社はいろんな雑用を(無償で)引き受けるのが当たり前」と思って、何かのトラブルを解決してもなんら感謝されることもない。過去には、本来家主がすべきことを幾つも当社に依頼してきて、私としては言葉を選んで穏やかに話したつもりだが家主が激怒して、直後に管理を切られたこともある。家主からは見えないところでいろんな努力をしていたのだが。























