街の不動産トラブルを解決する 25 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 宇津木晃一氏 不動産コンサルutsugi 代表(埼玉県幸手市)
住宅新報 2022年12月6日 号 9面
連載: 街の不動産トラブルを解決する
不動産トラブルについては、お客様からお話を聞くこともあります。あるお客様は、リフォーム工事後引き渡しを受けた6カ月後、雨漏りをしてしまったとのこと。補修を申し込んだのですが、担当者は既に退職してしまっており、他の担当者に工事内容について話したが、事業者側が状況を調べるのに時間がかかり過ぎてしまっていたため、補修の請求を諦めてしまったということです。
また、別のお客様は土地の売買で、付近に市の生活用水路があったため、その雑草木と堆積物の撤去を市にお願いすることを条件に契約をしていましたが、市が清掃をなかなか実行しないことに事業者が焦り、「市が清掃をしない場合これだけ費用が掛かるから売買価格より値引く」と、契約書に特約として記入していないことを言われてしまった、ということです。
しこりを残さない 上記のようなトラブルを見聞きする中で、私が調停人候補者になった理由としましては、次のようなことがあります。不動産売買、リフォーム工事に当たり、お客様は業者の専門用語がよく分からないまま契約・注文し、後でトラブルとなってしまっているケースがあります。このような状況について、当事者の間に入り、しこりを残さずにトラブルを解決する手助けをしたいと考えたのです。ADRは不動産の取引、管理、施工にまつわる紛争に対して、適する解決と、適切な助言等をし、円満な和解に速やかに至るよう支援をするので、まさに適している制度だと思います。

























