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スタンダード会員限定~明日の合格のために(1) 宅建試験合格ガイダンス

住宅新報 2022年11月22日 号 12面

資格・実務
~明日の合格のために(1) 宅建試験合格ガイダンス

 22年度の宅建試験が終わり、来週には合格者発表が行われる。また来年度の試験に向けての学習が始まる。その試験に挑戦しようとしている大学3年生A男。おっちょこちょいだが、意外に要領がいい若者が、友人で既に宅建資格を取得しているB子から試験についてガイダンスを受ける、そんな話です。

   □   ■   □

 A男 いやあ、なんとか不動産会社の内定もらったよ。俺の人生も安泰だな。

 B子 本当に物事を単純に考えるね。不動産会社っていろいろな仕事があるから、これからが大変。会社からも言われてるでしょ。

 A男 ああ。とりあえず入社まで、いろいろ勉強しなくてはいけない。その一つが「宅地建物取引士試験」だって。これに受からないと、結構ヤバいらしい。

 B子 そうね。でも社会人と違って時間がたっぷりあるんだからしっかりやっていかないと。

 A男 はい。ところで、宅地建物取引士って何やる人だっけ。

 B子 もう、何が「ところで」だよ。基本のキが分かってないじゃん。

 A男 ハハハ。ごめんごめん。教えてもらえますか。

 B子 宅地建物取引士というのは、いわば不動産取引のプロ。不動産って土地と建物、それに関係する権利が非常に重要で、それらの形状はもちろん、周辺環境、それにどういう規制がかけられているか、そういうことをしっかりと取引相手に示さなくてはいけない。そのための知識と能力を持った人をいうのよ。

 A男 規制がかけられているの?

 B子 例えば、家を建てるのにもどこでも構わず、建築できるわけではない。工場がいっぱいあるような土地に家を建てたら、環境上よくないでしょ。一方、病院を住宅地に建てたら、救急車のサイレンなどで落ち着いていられない。このように地域によって建てられる、あるいは建てられない建物の用途を定めているの。それが建築基準法の「用途制限」。こうしたこと、一般の人はなかなか分からない。特に自分の敷地にどういう制限があるかは、プロが調べないとね。これは一例で、こうしたことをしっかり相手方に説明する、それが宅地建物取引士の役割。

 A男 重要な役割だね。

 B子 そう。法律上で言うと、3つの仕事がある(別表)。これは、ほかの人、例えば資格を持っていない営業マンが行っても、義務を果たしたことにはならない。改めて、宅地建物取引士が行わなければならないよ。

 A男 よし、仕事の中身が分かってきたぞ。勉強を始める意欲が湧いてきた。

 B子 それはよかった。とにかく、宅地建物取引士にはるには、宅建試験に合格して、登録し、宅地建物取引士証の交付を受けなければならない。次回は、試験から宅地建物取引士になるまでのことを話すことにするよ。

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