近年は気象の振れ幅が大きく、気温や雨量、積雪、突風、高潮などがその地域の記録にないような歴史的数値を示すようになってきました。これは日本だけでなく、米国や欧州、南米など地球全体に起きている現象です。以前はこうした特異な状況を異常気象などと呼んでいましたが、今や異常ではなく特異な数値は日常化しつつあります。
日本は台風のコースに沿うように細長い列島が存在し、列島はまた、ユーラシアプレートと太平洋プレートの上に乗った世界一の災害大国です。暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、火山噴火がいつどこで起きても不思議はありません。
総合的な防災モデル 以前から防災機能や設備を盛り込んだ住宅モデルは多数提案されていますが、新しい総合的な防災モデルとして「レジリエンス住宅」があります。「レジリエンス」とは「抵抗力・復元力・耐久力」などを意味し、災害に対して優れた防災力や耐久力、災害後の対応力を持つように住宅の設計を行うことです。また、家庭内事故、すなわち幼児や高齢者の転倒・転落防止、ヒートショックなどを防ぐ仕様も想定されています。ZEH(ゼッチ)や長期優良住宅等の高性能住宅に防災・復災性能を付加した、いわば「全部入りの最強住宅」がレジリエンス住宅と言えます。

























