街の不動産トラブルを解決する 20 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 小森慎太郎氏 東京都住宅供給公社 公社業務課(東京都渋谷区)
住宅新報 2022年10月25日 号 5面
連載: 街の不動産トラブルを解決する
私が勤務するJKK東京(東京都住宅供給公社)は、東京都が地方住宅供給公社法に基づき設立した特別法人(外郭団体)です。業務としては、自社で建設した集合住宅の賃貸、管理、建て替えまで、言わば川上から川下までを一手に行っています。また、これまでの担当業務の中で、幾つかのトラブルに発展する可能性が高い実務を経験しました。
例えば「住宅の退去者から提訴された、原状回復費用に係る少額訴訟の対応」や「集合住宅竣工後の居室内のシックハウス症候群の原因物質基準濃度に関する調停事件の対応」、「集合住宅の入居者間の生活トラブル(騒音、臭気など)の住宅管理者としての対応」、「土地区画整理事業に関する、近隣地権者との境界及び越境物に関する対応」、「定期建物賃貸借契約の期間満了者に対する円滑な住宅明渡に関する対応」などがあります。
これらの中には、対応が非常に困難な事例もありましたが、いずれも、相手方の立場を慮るとともに、意見(感情も含めて)をよく聴き、一致点を見出していったことが、大きなトラブル回避及び業務推進の要素となったと考えています。

























