日鉄興和不 高価格帯の分譲を積極化 10月から3物件、今後4物件予定 「グランリビオ浜田山」は坪470万円
住宅新報 2022年10月18日 号 5面
21年7月、同社はマンションブランド「リビオ」の20周年を機に、シリーズのリブランディングを実施。10月に発売された「グランリビオ表参道」(東京都渋谷区、総戸数64戸)、「同市谷砂土原」(同新宿区、同21戸)は、このリブランディング後初の「グランリビオ」となる。
同社はこれまで、特にコンパクトマンションを得意とし、次いで一般的なファミリータイプのほか、ハイグレードの「グランリビオ」や学生向け、賃貸、外国人向け高級物件といったマンションを手掛けてきた。そうした強みや実績を踏まえつつ、同社の茂見匡泰開発推進部長は「近年のマンション取得検討者層の傾向として、共働き世帯の割合の増加により購買力が上昇しており、ハイグレード物件の販売状況が良好となっている。そこで、そうしたターゲット層に向けた高価格帯の物件の供給強化を図っていきたい」と方針を語る。
環境対応重視の「浜田山」
同社は10月13日、通算で11番目、直近では第3弾の供給となる「グランリビオ浜田山」(東京都杉並区)の事業説明会を開き、10月22日に開業予定のモデルルームを報道関係者に公開した。
同物件は京王井の頭線浜田山駅から徒歩9分の立地で、敷地面積は約5010m2。建物は地上3階地下1階建て、総戸数は84戸。間取りは3LDK~4LDK、専有面積は約62~82m2で、約70m2の3LDK住戸が中心。詳細な価格は未定としているものの、同社の担当者は「1戸当たりの販売価格としては、9000万~1億円台がボリュームゾーン」と話す。単純計算では、主な住戸の1坪当たり単価は470万円前後となる見込みだ。
高水準な設備や仕様をそろえたことに加え、特に環境への対応に注力している点が同物件の特徴。近隣エリアでは比較的大規模な敷地や、計画地に元々あった樹木などを生かし、広く植栽の豊富な中庭を設けるなどして緑化に力を入れた。それにより分譲マンションとして初めて、生物多様性保全についての「ABINC認証」と、良好な緑地に対する「SEGES認定」の双方を取得している。更に、ZEH-M Oriented認定と認定低炭素住宅も同時取得しており、これは杉並区内の分譲マンションとして初となる。
同社は今後、「浜田山」や「表参道」「市谷砂土原」の販売に力を入れていくと共に、市谷砂土原の2件目、目黒、恵比寿、吉祥寺という東京都心で既に取得している計4件の計画用地で同シリーズの開発を進めていく予定だ。























