紙上ブログ不動産屋の独り言673 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 困ったときはお互いさま 認知症、高齢単身の部屋探し
住宅新報 2022年10月11日 号 6面

外出していたら、C市の包括支援センターのTさんから電話が入った。Tさんには1年ほど前、ある入居者のことでいろいろ相談に乗ってもらった。しばらくご無沙汰していたし、何事だろう、と思って電話に出ると、1年前と同じく穏やかな口調で話し始めた。口調は穏やかだが、用件は「厳しく難しい依頼」だった。
生活保護を申請
これから生活保護を受ける85歳の男性の部屋探しの相談に乗ってほしい、とのこと。市によって、生活保護申請を受けて保護決定の判断がされる際に、最初の契約金を支払ってくれる市もあれば、支払ってくれない市もある。その場合、今借りている部屋の家賃が生活保護の家賃の上限以下なら問題ないが、上限を超えていたら限度以下の家賃の部屋を自己負担で先に借りなければならなくなる。その老人とC市は後者。なので、先に住まい探しを自己負担でしてから保護申請をすることになる。























