日経ものづくりアンケート(22年2月)では、「今後10年以内に、電気自動車(EV)はハイブリッド車を含むガソリン車を代替えすると思うか?」という問いに「ほとんどEVにならない」13.3%、「ある程度EVになるが過半にはならない」60.6%と、合わせて7割強が10年後のEV普及に懐疑的な見方を示していました。
トヨタ自動車が30年までに30種類のEV車を発売すると発表しました。政府が進める「50年カーボンニュートラル」の一環として、30年代半ばにガソリンの新車発売禁止という目標を掲げましたが、この結果です。海外に目を向けると、EV車の増加が特に欧州、中国等で顕著になっています。日本の普及率が上がらないのは、カーボンニュートラルに向けて、国が総力を挙げて取り組む姿勢の乏しさが大きな要因であると言われています。
EV車が普及しない理由として挙げられるのは、「(1)充電ステーションなど社会基盤が整わない(64.7%)」「(2)再生可能なエネルギーや原子力発電など、炭素中立的な電力の確保が難しい(63.7%)」「(3)充電時間が長すぎる(63.5%)」「(4)生産から消費までのライフサイクル全体で見ると炭素中立に貢献できない(58.1%)」となっています。価格が高い、遠距離移動に不安がある、充電に時間がかかる、車種が少ない…等の根本的課題がありますが、マンションなど集合住宅に充電スタンドの設置がないことも大きなネックになっています。























