明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第452回 古家再生利用の作法 魅力を主役にすることが大切
住宅新報 2022年9月27日 号 4面
【学生の目】
秋の気配を感じる風と共に浅草を散歩していると、古家を再生利用するケーキ店を発見した。近年は古民家レストランや古民家ホテルなど、古民家の再生利用が流行し、若者にも人気がある。このケースも古民家再生といいたいところだが、古民家にはより大きく、重厚なイメージがあることと比較すると、少し軽量級といえるから、ここでは古家と表記する。
他方、軽量級ゆえにいろいろのところで遊休化する建物に応用できる側面がある。平成30年の住宅・土地統計調査(総務省)によると国内の住宅総数に占める空き家の割合は過去最高の13.6%となった。住宅総数の10分の1以上が空き家ということは、とても大きなことだ。空き家が増加した理由として、松永光雄氏(東洋大学国際観光学部)は、住宅の供給過剰と人口減少、日本人の新築・持ち家志向、新築優遇政策、相続、固定資産課税と解体費用を指摘している。これらは不動産学部で繰り返し学修する内容でもある。






















