ニュースが分かる! QアンドA 都宅協系、新不動産サイトが12月始動 賃貸の『元付け物件』に特化
住宅新報 2011年10月25日 号 14面
連載: ニュースが分かる!Q&A
デスク 東京都宅地建物取引業協会と東京都不動産協同組合が運営する新しい不動産ポータルサイトが、今度スタートするらしいな。
担当記者 通称「ハトさん」、「ハトマーク東京不動産」という新しいクラウド型の不動産業務総合支援サイトで、賃貸物件を中心とした国内最大級の「モトヅケ・ネットワーク」を目指しています。
デスク モトヅケとは「元付け」のことだね。つまり、貸主・大家さんから直接客付けを頼まれた(媒介契約を締結した)物件情報だけを取り扱うということだ。一般的なサイトは、元付け業者がレインズなどに登録した広く借り手を求めている物件を数多く掲載しているため、物件情報量は水膨れしているが、こちらは情報の中身が濃いというわけだ。
記者 地域に根差した業者組織ですから、掲載するのは元付け情報に限定して、他のサイトとの差別化を図る考えのようです。元付け物件だと、情報は最新で、しかも「おとり公告」などが入り込む余地もなくなります。
デスク ところで、どうして独自のサイトを開発、運営することになったのかね。
記者 それは、「民間のサイトは利用料が高いとか」「これまでのものは、時代遅れで反響が取れない」といった不満が、会員、組合員の中にあったようです。
デスク 既存サイトは使い勝手がよくないと…。
記者 その危機感が、半年余りの短期間での開発、稼働につながったようです。クラウドシステムが実用段階に入ったというタイミングもあり、開発費用も安価にできたそうです。
デスク 利用料金などはどうなっている。
記者 不動産協同組合の組合員は月額5000円、非組合員だと7000円。それに間取り図が作成できるソフトを利用すると、月額300円加算される(いずれも税別)形です。これから、協会支部を通じて、本格的な募集活動が始まる予定です。
デスク 高いか安いかは分からないが、要は社会に認知され、ビジネスに役立つサイトに育つかどうかだ。
記者 利用会員の目標は当面、400社体制でスタートして運営態勢を固め、次のステップとして1500社程度を経て、3000社に持っていく考えです。仮に、1社当たり10件程度の元付け物件を掲載すると、物件情報総数は3万件程度になり、実質的な情報の質量の両面で、他のサイトと十分競争できるというわけです。ですから、立ち上がりが非常に大事です。
デスク 地元業者の危機感から生まれた不動産情報サイトで、しかも元付け物件に特化したのが新しい。立ち上げは大変だろうが、大いに期待したいものだね。























