明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第448回 建築協定と住環境の熟成 価値ある取り組み情報開示を
住宅新報 2022年8月30日 号 4面
【学生の目】
住環境は個々の住宅だけでなく地域の状況にも大きく影響される。大学近くの日の出地区は、2002年入居開始の戸建て住宅地で、建築協定、緑地協定、まちなみルールブックがある(小高俊樹「不動産の不思議第34回」14年5月20日号)。地区計画も導入されており、建築基準法、都市緑地法、都市計画法が準備する地域の特性を重視したまちづくりの制度を重層的に適用する、希少な住宅地である。20年経過した住環境は成熟し、特に道路境界線付近の半私的・半公的空間の緑にまちなみの特徴が集約されている(五十嵐実菜「不動産の不思議第432回」22年5月3日号)。
建築協定は開発事業者と市が締結したものを住民側が引き継いだもので、まちなみルールブックは協定の細目を補足するものとして住宅建設の目安であった(参考1)。建築協定を運営する自治会が住まいのまちなみ賞を受賞するなど、開発理念と住環境を成熟させる努力は社会的に評価されている。






















