夏季特集 勝ち残る住宅・不動産業の条件 売買市場に温度差 後半戦、消費者心理に明暗 高価格に実需が追い付かず 投資家の意欲は旺盛に
住宅新報 2022年8月2日 号 19面

東京に徐々に人流が戻りつつある
東京都が7月27日に発表した7月1日時点の推計人口は、前月との比較で4カ月連続の増加となり、1年前の同じ月との比較でも増加しており、16カ月ぶりのプラスに転じた。新型コロナウイルス禍の当初はテレワークの定着によって郊外や地方に人流が流れるとの見方があったが、政府の社会経済活動を止めない政策を受けて人流は都市部へと再び動き出している。
都市部に住まいを求める動きが強まるか。足元の中古マーケットは、品薄感が強く市場に優良物件が出るとすぐに買い手が付く状態だ。不動産仲介大手の営業担当者は、「7月に8000万円弱で売り出されていた築13年ほどの江東区内のタワーマンションの上層階の部屋に計6組からの内覧があり、購入額を100万円上乗せした2番手が購入していった」と話す。
東京23区のマンションで築20年を超えていてもリーマン・ショックによる価格調整時の新築価格を上回っているケースは少なくない。























