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プレミアム会員限定紙上ブログ不動産屋の独り言664 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 近隣に豪華な「サ高住」 高額な費用を払える人とは

住宅新報 2022年8月2日 号 6面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

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 ブログ仲間が記事にしていたけれど「サ高住」と言われても分からない。解説を読んだら「サービス付き高齢者向け住宅」で、介護や医療サービス、そして3食付きもあるらしい。それぞれの言葉の頭文字を取った造語のようだ。それならば私の町にも新しく超豪華なサ高住ができている。問題はその費用である。庶民の所得ではおいそれとは入れない。HPを見てみると、18m2の個室で入居時に720万円。それとは別に毎月諸費用が必要。前払い金なしで毎月家賃のように支払うとすると月額40万円以上。いくら食事と24時間の介護サービス付きといっても、普通の賃貸なら家賃相場は6万円程度の物件。

友人に聞くと 私なんか一括で前払いできる蓄えもないし、年金では月々の支払いなどできない。ましてや女房もいて、私一人で蓄えを使ってしまうわけにもいかない。そんな費用を払える人がどれだけいるものやら、と思ってしまう。それで、田舎で公務員をやっている友人に聞いてみた。「定年まで勤め上げて、退職金はどのくらい出た?」と。すると「俺の場合は2000万円くらいだった。本当はもう少しもらえたんだけどな」とのこと。友人は、上司と地方に赴任していたときに、上司が公金を使い込んでいて、その不正に気付かなかったことで連帯責任を取らされて昇進停止にされていた。多いときには年収は1100万円あったそうだが、給料も3割減俸されたとか。本人は「それが公務員というもの、仕方ないさ」と割り切ってはいたが。

どちらが幸せか

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