紙上ブログ不動産屋の独り言663 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 排水トラブルはどちらの責任? 30年以上交換していないトイレ
住宅新報 2022年7月26日 号 6面
隣町に引っ越してきて間がない入居者から早朝に電話があった。「トイレの水が流れっ放しになっていて、これから会社に行くのに、どうしたらいいですか? なんとかしてください」と言う。「何とかしろ」と言っても設備屋さんも営業時間前で開いていない。どちらの責任なのかも分らないから代金が高くなる24時間営業の業者には頼みたくない。家主さんにも電話するのがはばかられるような時間だし。それで「会社に状況を話して少し遅れることの了解をもらって部屋で待っていてください。こちらで業者さんを手配して、なるべく早く行かせますから」と言って、待っていてもらうことにした。9時になるのを待って設備屋さんに依頼して見てもらうと…。
芳香剤がタンクに
「今、現地でタンクの中を見てみたら、芳香剤の容器のかけらが入っていて、弁をふさいでいましたので、取り除いたら直りました。その芳香剤は入居者さんが置いた物とのことですが、費用の請求はいかがしましょうか」とのこと。本来なら入居者の責任だが、その入居者は就職したばかりでまだ最初の給料ももらっていないし、カネがないのは知っているので、部品の劣化ということで家主に請求することにした。どのみち30年以上も便器やタンクの交換をしていないので、そろそろ交換してもおかしくないのだから、と自分を納得させて、家主に連絡すると、快く払ってくれることになって安堵した。























