明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第438回 角地のシンプルな住宅 シンプルゆえの可変性
住宅新報 2022年6月14日 号 4面
【学生の目】
大学がある千葉県浦安市は東京湾沿いに東京都に接し、東京ディズニーリゾートがある街として有名である。リゾートの場所も含めて市域の4分の3は埋立地で、第一期埋立事業の完成から47年、第二期から41年が経過した。当初の住宅が更新期に差し掛かっているほか、東日本大震災の液状化被害を契機に建て替えた住宅もあって、様々な様式の住宅が混在する。そんな市街地で写真の住宅が目を引いた。
特徴の第1は、まとまりの良さだ。直方体に近い形状でシンプルな存在感がある。庇(ひさし)やベランダなど「不要不急」なものがない一方、窓の形状と配置にリズム感がある。また、壁面の角で組積造の柱のように縦に伸びるボーダーと壁面を横に伸びる梁(はり)のようなボーダーが力強さを生んでいる。更に、1階の擬石タイルに重厚感がある。






















