紙上ブログ不動産屋の独り言654 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 入居者から届いたメール 毎朝、大家が大声で世間話
住宅新報 2022年5月24日 号 7面
定休日である水曜日は、私はファミリーレストランのモーニングに行っている。ホールのスタッフとは顔なじみで、手が空いたときには軽いおしゃべりをして気分転換を図っているのだが、そこにあるアパートの2階に住む若い女性から1通のメールが届いた。「朝の6時半から7時くらいまで、下で大家さんが近所の人と大声で世間話をしています。ご近所付き合いは結構ですが、毎日毎日朝6時半から7時くらいまで大声で会話する必要あります?」とのこと。
あいさつを提案
その入居者は最近、鍵をなくして家主に面倒を掛けている。気持ちは分かるが、そのまま伝えたら家主も気分が悪いことだろう。それで「下から大きな声での話し声が聞こえたら、窓を開けて下を見て、『おや、大家さんでしたか』みたいな顔をして『おはようございます』とあいさつするのが柔らかくて一番効果的だとは思いますね」とメールしたら、「お休みの日も体調の悪い日があるんです」とご立腹の返信。仕方がないので「私のほうから大家さんに伝えておきますから様子を見てください」と返信して、家主に電話して機嫌を損ねないように言葉を選んで伝えたら、こんな話が出た。「あの方はゴミ出しのルールを守ってくれなくて、分別も不十分で、違う曜日に出すこともあるので、いつも私が分別し直して出しているんですけどねえ」と。「やぶ蛇」というヤツである。























