紙上ブログ不動産屋の独り言651 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 最初に言ってほしかった 実は他業者で内見済み
住宅新報 2022年5月3日 号 6面
こういうことは多くの不動産業者が体験していることだと思うのだが…。以前に当社で部屋探しをさせてもらった女性が朝8時にメールをしてきた。最近職場が移動になったことで引っ越しを考えているとのこと。希望条件に合うような部屋を探して案内もしたのだが、なかなか「この部屋で決めます」とは言わない。私の評価ではすごく好条件だと思えるのだが、なぜか気に入らないみたい。その都度、断る理由が違い、何か本当の希望条件を隠しているのかな、と思ってしまうほど。
住むのはお客
その女性も自身でネットで検索したりして、たまたま見つけた物件について「○〇メゾン、この物件はよさそうですか?」とLINEで詳細を送ってくる。物件の有無、間取りや設備、環境などの内装を見ると、以前に私が案内した物件のほうがよほど好条件なのに、なんで? と思うこともしばしば。ただし、住むのは私ではなくお客さん、私が「よい物件だ」と思っても、お客さんが「よくない」と思うなら無理強いはできない。当然に逆もある。以前は別のお客さんで、「その物件はこういう理由でお勧めしません」と言ったのに、申し込みが入ったことがある。手数料にはなったが後味は悪かった。その後は部屋探しを依頼してこないから私は嫌われたか。今は音信不通になっている。























