明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第428回 時代に沿った賃貸住宅づくり 共用部機能改修で収益率が改善
住宅新報 2022年4月5日 号 4面
【学生の目】
大学3年のゼミで、賃貸不動産を経営する上で必要なことは何かについて研究をした。対象物件として選んだ建物は、築35年ほどの一人暮らし向けの賃貸アパートだった。建物自体は古いが、リノベーションを施し、周りの建物と築年数の差を感じないほどのおしゃれな外観をしている。
しかし、アパートの退去率は非常に高く、頻繁に住民の入れ替わりが起きる現状があった。なぜだろうと思い、アパートの特徴を建築意匠などの外見的要因と利用動線や安全などの機能的要因に分けて分析を試みた。その結果、リノベーションが駐車場周りの整備や、床や壁紙の張り替え等の外見的要因に偏っていて、機能的なものは皆無と分かった。要するに、下見の際にはきれいに見えて入居につながる一方、住んでみると案外「古くさい」造りで、使い勝手に問題があることに気付くのだ。






















