一人暮らしの親に、賃貸に移り住んでもらった…という知り合いがいます。親のマンションは一時はやった、3階に1階しかエレベーターが止まらないタイプ。若い人にはなんでもなくとも、高齢になると厳しくなるかもしれず、いずれ車イスになったらという心配もあるわけです。
親が足を痛めたときを境に、賃貸マンションに移ることを考えたと言います。住んでいたのもURの分譲、借りて住んでいるのもURの賃貸マンションです。こちらの賃貸は、手頃な家賃で駅近ということもあって空きがないことで有名ですが、頼んでおくと空きが出た場合に知らせが来るとのことです。娘が居住するマンショも近くです。旧マンションの知り合いとも、すぐに会えます。
実はこの旧マンション。エレベーターの関係で、高齢になると引っ越す方が結構多いそうです。そのため、賃貸入居の若い家族が多くて、コミュニティ活動は賑やかなようです。
旧マンションは、面積が広いためかなりの高額で貸せます。借りているマンションの家賃を払っても、十分お釣りが来ます。家賃収入があるので、管理費等が上がってもこたえません。URの賃貸マンションは、家賃と少々の共益費以外の経費は掛からず、負担額が明確です。しかし、よいと思ってもなかなか進まない事情もあるようです。自分の家で暮らすというのが一つのステータスと考えている人は、やめられないようです。
自立した暮らしの手段として
また別のUR団地では、賃貸マンションと分譲マンションが同じ所にあるのですが、賃貸マンションはどんどん設備が新しくなるのに、分譲のほうは合意形成が進まずいっこうに進まない…と住民がこぼします。このままいくと、賃貸の方が分譲より住みやすいということになってしまうかも…と。広い分譲マンションに1人で暮らしていたら、思い切って、小さめの近くの賃貸に引っ越すというのも手です(URがあれば便利ですが…)。
知人は、本人がまだ元気なうちに引っ越したので、本人の気持ちを尊重して荷物の整理ができてよかった…と。今、なかなか子供との同居は難しいと思う方もいます。こういう形で、経済的にも自立して暮らせることを前向きに考えるのもいいと思いました。
(マンション総合コンサルティング代表取締役)
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