明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第421回 料理と空間のコラボレーション 完成度の高さが感動を生む
住宅新報 2022年2月15日 号 4面
【学生の目】
写真の建物は富士山の麓、山梨県富士河口湖町に建っている。一見すると美術館のようだが、山梨県名物の「ほうとう」を提供する飲食店舗だ。伝統料理を提供することに加え、雄大な富士山に力負けしないよう、付近には直線的で重厚な木造建築のほうとう店が多い中、極めて個性的な造形だ。
構造は鉄筋コンクリート造だが、平面はどこにも見当たらず、全体が曲面である。しかも、どの部分を見ても曲率が異なるように見える。コンクリートを打設するときの生コンは半固体、半液体の状態だから造形は自由だが、生コンを支える型枠や中に入れる鉄筋を自由に曲げることは容易ではない。型枠や鉄筋の職人はどれほど苦労したことかと思う。






















