不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部客員教授 宗 健 第61回 無電柱化の促進を
住宅新報 2022年2月8日 号 7面
連載: 不動産市場異聞
多くの人にとって、市街地に電柱があって空中を電線が張り巡らされている状況や、田舎の田園地帯の道路沿いに電柱が並んでいる景観は当たり前のことで、特に不自然に感じたり不愉快に感じることはないかもしれない。
しかし、欧米の主要都市だけではなくアジアの都市でも無電柱化は進んでおり、国土交通省のまとめによれば、各都市の無電柱化道路率はロンドン・パリ・香港100%、台北95%、シンガポール93%、ワシントンDC54%、ソウル46%、ジャカルタ35%となっているが、東京はわずか7%、大阪も5%となっている。
無電柱化の目的は、「道路の防災性能の向上」「通行空間の安全性・快適性の確保」「良好な景観形成」の3つあるとされており、このうち「道路の防災性能の向上」は、地震や台風等による電柱等の倒壊による道路の寸断を防止し、同時に停電によるライフラインの停止も抑制するため非常に重要なことだろう。
























