ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 198 日本不動産仲裁機構 賃貸不動産経営管理士になられた方へ
住宅新報 2022年2月1日 号 9面
連載: ADRの現場から
先日、「令和3年度賃貸不動産経営管理士試験」の結果概要が発表されました。今回の試験は賃貸不動産経営管理士が国家資格に移行して初の試験であり、1万240人が合格しました。賃貸不動産経営管理士が国家資格に移行したということは、賃貸不動産に関する話題として極めて大きなものですが、もう1つ、大きなニュースがありました。それは、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(賃貸住宅管理適正化法)」が成立したということです。
この法制化の大きな目的の1つに「サブリース事業者およびサブリース方式のビジネスモデルへの規制」がありますが、これについては、やはり社会問題化したシェアハウス不正融資トラブルの影響が大きいといえます。しかし、そもそもサブリースに関するトラブルはそれ以前より多く報告されており、国土交通省と消費者庁は、サブリース契約を検討している不動産オーナーに対して、トラブルへの注意喚起を繰り返し行ってきたという経緯があります。
上記2つの大きな動きから、賃貸不動産を取り扱うということは社会的に大きな役割と責任があると共に、賃貸不動産経営管理士はコンプライアンスを順守してプロフェッショナルな専門家として活躍することが求められていることが分かると思います。この度、賃貸不動産経営管理士となられた方々は、ぜひとも賃貸不動産に関する業界の更なる健全な発展を担っていっていただければと思います。
























