リノベ協 第9回事例コンテスト グランプリは熊本の観光施設 豪雨被災からの再生
住宅新報 2021年12月14日 号 7面

総合グランプリを受賞した「災害を災凱へ(タムタムデザイン+ASTER)」
リノベーション協議会(山本卓也理事長)は12月7日、東京大学本郷キャンパス内の伊藤謝恩ホールで、リノベーション事例コンテスト「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2021」の授賞式と講評会を開催した。同協議会の加盟企業の施工事例の中から、1年を代表するリノベーション作品を決めるイベント。9回目となる今回は、エントリー228作品の中から、SNSによる消費者の声を取り入れて62作品を選出し、メディア編集長らで構成する選考委員が最終選考を行った。その結果、総合グランプリには、タムタムデザインの「災害を災凱へ(タムタムデザイン+ASTER)」が選ばれた。
この作品は、20年7月の豪雨で被災した熊本県人吉市の観光施設「球磨川くだり発船場」の再生プロジェクト。従前は人吉城を踏襲した本瓦の和風建築だったが、復興シンボルを目指して従来の意匠は活用しつつ、外壁をカーテンウォールに改修した。選考委員長の島原万丈氏は、「コロナ下で再生されたことに感動した。コロナで観光やレジャー、スポーツ、芸術などは不要不急に位置付けられていたが、本当にそうなのかと問い掛ける作品だった」と講評した。
同コンテストは、消費者にとって関心の高い施工費別に4部門を設定。今回はコロナ時代を反映し、「ますます家の中に目が向いている印象」(選考委員)の作品が目立った。























