ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 193 自然由来の不動産トラブル事例 日本不動産仲裁機構
住宅新報 2021年12月7日 号 9面
連載: ADRの現場から
不動産に関するトラブルには、自然との兼ね合いで発生するものもあります。例えば、日照に関するトラブルや大雨に由来する湿気から発生するカビトラブルがそれに当たります。今回は、自然由来のトラブルの中でも、「雑草」に関するものを紹介します。
土地を持っている方の不動産投資の対象として太陽光発電システムがあります。中でも、野立てで設置するものについては、自然環境特有のトラブルがあります。それは、先に挙げた雑草トラブルです。このトラブルの当事者の関係性は、大きく分けて(1)太陽光発電オーナーと事業者のトラブル、(2)太陽光発電オーナーと近隣住民のトラブル――に分けることができます。
(1)に関しては、雑草が生い茂ることによってパネルに当たる日照が遮られ、発電量が減少してトラブルになることがあります。更に草があることによって昆虫や鳥類が集まり、パネル汚れが発生して発電量が減少してしまったり、雑草が太陽光設備にからみついて障害を引き起こしてしまうというものもあります。これらによって事業者にクレームが入ってしまうと、もちろん契約内容にもよりますが、対応をしなければならなくなります。そこで取る対策としては「砂利の敷き詰め」や「コンクリート舗装」などがありますが、注意が必要なものが「除草剤の散布」です。
























