不動産現場での意外な誤解 売買編160 共有者の1人が勝手に共有物を賃貸したら?
住宅新報 2021年9月28日 号 11面
連載: 不動産取引現場での意外な誤解
Q 前回話に出た、他人物売買による所有権の移転がうまくいかなかったらどうなるのでしょうか。
A その前回の判例と同じような事例として、多数持分権者が少数持分権者の同意を得ないで勝手に共有地を売却し、その引渡しまでしてしまった場合に、少数持分権者がその買主に対し、共有地の明渡しを求めることができるかということについて、最高裁はこれを否定しました。その理由は、当該売買契約の中には、買主に対する共有地の占有・使用の承諾が含まれているという考え方がとられたためです。
Q その占有・使用の承諾が含まれているというのは何となく分かるような気がしますが、その点を理論的に説明していただきたいのですが。























