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プレミアム会員限定紙上ブログ不動産屋の独り言619 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 見直した仲介会社の対応 「ADなし」でも快く

住宅新報 2021年9月14日 号 6面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

売買・賃貸仲介

 当社で入居者を募集していた風呂なし物件に問い合わせが入った。家賃は2万5000円である。手間は同じでも家賃が高ければ手にする仲介料は多くなるもの。その物件ではどんなに手間をかけても仲介料は2万7500円にしかならない。今までも問い合わせはたびたび入ったが、ほとんどの業者から「これってADとか付かないの?」と聞かれ、「付いていない」と答えると、「ああ、そう」で案内さえしてくれない。ましてや大手業者からADが付くか付かないかを聞かれなかったことはない。だから今度も同じだろうな、と身構えていたのだが、そんな質問は一切なく、なんと申し込みを入れてくれることになった。正直、後から聞かれるんだろうな、と思っていたがそれもなかった。

保証会社通らず

 終始感じよく対応してくれたのだが、保証会社の審査が通らない、非承認のファクスが流れてきて、連帯保証人を付けてくれるよう要請された。お客様は地方出身で一流大学の学生さん。父親は地方教育庁にお勤めだから、連帯保証人さえなってくれたら審査は通る。だが、それなら最初から保証会社など通さず連帯保証人になってもらえれば済んでいた話。申し訳ない思いだったが、当社は昨年の春の民法改正後の新規申し込みは保証会社を使うことにしている。本人の信用度の見極めがつきにくい場合でも、保証会社の審査が通れば安心して貸すことができるし。父親が快く引き受けてくれたので翌日には審査が通り、契約可能となった。

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