紙上ブログ不動産屋の独り言613 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 一等地のアパート売却依頼 数日後、ガッカリする展開に
住宅新報 2021年7月27日 号 6面
親しくしているNPO法人の代表から電話があった。ある資産家が亡くなって、日頃からそのNPO法人の活動に賛同していたこともあって、遺言により、遺産の半分を贈与されることになった。その中に都内の一等地に建つ古いアパートがあり、「普段からオタクにはお世話になっているから、売却するならオタクで」と声を掛けていただいた。早めに換金したいようなので、親しくしている同業者を介して買い取り業者に査定してもらうと、2800万円との回答。某私鉄の特急停車駅からも近いのだが、面積が狭くて用途が限られるから致し方ない。そう伝えるとNPO法人の代表からは特に不満は出なかったのだが、数日して電話があり、ガッカリするような展開に。
1500万円の開きが
「知り合いの弁護士の紹介で、大手のA不動産に相談したら、『エンドユーザー向けに4500万円か4800万円くらいで売れるよ』と言っているからそっちで頼むことにしたから」と言う。そういうのはこの業界ではよくある話だから、ガッカリはしても驚きはしない。早くに換金して遺産の半分を特定したいもの、と思っていたが、1500万円もの開きがあれば、そっちに頼むことになるのは仕方ない。だが、エンドユーザー向けに広告を打てるほどに急いでいないのなら最初からそう言ってほしかった。























