コロナ禍の説明会に関して面白い話を聞きました。あるマンションで、植栽の大規模改修を考えていて、アンケートや広報を重ねて、最終的な改修案の説明会を開催したときのことです。集会室での説明会とオンライン視聴という2段構えで行ったとのこと。オンライン参加者は、視聴はできるけれど意見は言えないことになっています。
リアル参加者とオンライン参加者を同環境で、双方向の意見交換ができるようにするのは運営側の負担が重いので、オンラインは視聴だけとした訳です。(1)コロナ感染が心配で説明会に参加できない人も説明を聞ける、(2)集会室に集まる人数を抑えることができる、(3)意見を言いたい人はリアル参加を選択してもらえばよい…という現実的な方法だと思います。総会も、同様の仕組みで行う管理組合は多いと思います。オンラインでの発言や議決権行使の保証はハードルが高いですが、視聴だけならオンラインの活用は有効です。
そして説明会の話に戻すと、リアル参加が約20名、オンライン参加が約20名。説明が進むうち、オンライン参加者が、どうしても意見を言いたいから…と集会室に駆け込んでこられたようです。マンションらしくていいな~と思いました。
同じマンションに暮らしながら、何もオンラインで参加することはない…という人もいらっしゃいます。でも、同じマンションに暮らしているからこそ、オンラインで説明を聞いて、言いたいことができたら集会室に駆け込むことも可能なのです。
オンラインだからできること
また、リアル参加はしなかったと思うけれど、オンラインで聞くだけなら…と気軽に参加したという人もいると思います。若い知人が言います。集会室に2時間拘束はとても無理だけど、オンラインなら、家で音声を流しっぱなしにして家事や子供の相手ができるから参加してみようかな…と思う。もういいと思ったら音声も止めちゃえばいいし…と。
不謹慎だと思う人もいるかもしれませんが、リアル総会や説明会だったら、絶対に参加しなかったであろう人が、オンライン視聴で、完全ではなくとも一応説明を聞いた…ということは、大きな成果だと私は思います。意見を言いたくなったら、会場へ駆け付けることも可能なのですから…。
(マンション総合コンサルティング代表取締役)
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