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スタンダード会員限定ハウスドゥ安藤社長が講演 リバースモーゲージの未来 普及への課題3点を指摘

住宅新報 2021年5月4日 号 6面

売買・賃貸仲介

 一橋大学大学院フィンテック研究フォーラムがこのほど開いたオンラインカンファレンス「DX時代のフィンテックと不動産テックの将来像」で、ハウスドゥの安藤正弘社長CEOが「リバースモーゲージの未来」をテーマに講演した。リバースモーゲージとは、シニア世代が自宅を担保にそこに住み続けながら金融機関から融資を受けることができる融資制度。安藤社長は日本での現状や普及させていくための課題を指摘した。

 同社は全国681の加盟店を持つ不動産フランチャイズ事業やハウスリースバック事業のほか、子会社のフィナンシャルドゥでは金融機関が提供するリバースモーゲージにおける担保評価や保証事業を行っている。

 安藤社長は、「8年ほど前からハウスリースバック事業を手掛ける中でシニア層の資金ニーズの高さに気付いた」と説明。実際、同社には現在、リースバックに関する問い合わせが1カ月に2000件近く寄せられるが、その半分は融資を希望しているという。

 リバースモーゲージが日本では普及しているとは言い難い状況について安藤社長は、「金融機関が抱える懸念の存在が大きいと思う」と述べ、その懸念としては住宅価格の下落リスクや融資を受けた高齢者が寝たきりや認知症になると対応が難しくなることなどを挙げた。

 そして、普及に向けては、(1)金融機関の懸念解決、(2)不動産の適正な評価と未来の評価、(3)認知度の拡充――の3点を挙げた。

 そして最後に、「不動産金融から日本の活力を取り戻したい」と述べ、不動産金融の将来像として、「不動産所有者はスマートフォンを使い、不動産担保の枠内で自由に資金をオンラインで出し入れできる世界をつくりたい」と構想を語った。

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