明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第382回 電柱がなくなる日 台風被害なくし美しい街並みを
住宅新報 2021年5月4日 号 4面
【学生の目】
地球温暖化の影響で台風の大型化などの異常気象が発生している。大型台風が襲来すると、建物の倒壊や浸水の被害だけでなく、電気、ガス、水道などのライフラインが止まって、広範囲の人々が影響を受ける。その被害を抑える方法の一つに無電柱化がある。電柱による送電は、災害で電柱が倒れる、電線が切断されたり、垂れ下がるなどの脆弱(ぜいじゃく)さがある。送電不能に加えて、被災した電柱や電線が凶器になるリスクもある。
明海大学の近くにある浦安市美浜のシンボルロードは無電柱化している(写真)。通学で利用するが、無電柱化で美しい街並みが形成されている。歩道の幅が有効に使え、車椅子やベビーカーもスムーズに通ることができる。空が広く見え、緑が大きく育って土地の資産価値を向上させる効果もある。多くのメリットがある無電柱化を多くの地域で進めてほしいところだが、浦安市でもシンボルロードと交差する側道は電柱がある。東京五輪・パラリンピックを控えた東京都では小池知事が無電柱化を推進したが、日本の無電柱化率は今なお低い。原因を調べると3点に集約できる。






















