ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 161 不動産会社との間で発生したトラブル 日本不動産仲裁機構
住宅新報 2021年4月13日 号 9面
連載: ADRの現場から
不動産トラブルは、消費者間のみならず、消費者と事業者間でも発生しています。今回は、消費者と不動産会社のミスや対応が原因で発生してしまったトラブルについて紹介します。
まずは、4階建てのビルを所有していたA氏。A氏は、1階と2階を飲食店に貸し、3階と4階を自身の住まいにしていました。なお、1階と2階では仲介業者が異なり、1階は問題ないのですが、2階の物件でトラブルを抱えてしまいました。当初、仲介会社から飲食店開業希望者を紹介され、その人は昼にランチ営業をして夜は23時半ラストオーダー、24時クローズ、片付けをして遅くとも1時までには帰宅すると話を聞いてたために入居を許可したのですが、不動産会社の不備で契約書に営業時間を明記していませんでした。
2階のテナントが、その事を逆手に取り、ランチは立ち消え、夜の営業のみで、しかも深夜2時、3時まで営業され困っていました。A氏が再三にわたって時間の見直しを申し入れるも、無視されてしまっているため、なんとか話し合いをしたいと考えていました。
























