第5回 物件管理から、 資産管理へ 株式会社ハウスメイトマネジメント(東京都豊島区) 日管協 相続支援コンサルタント ソリューション事業本部コンサルティング営業室課長 想いに応える 伊部尚子
住宅新報 2021年4月13日 号 7面

◆日管協認定 上級相続支援コンサルタント 00年ハウスメイトグループ入社。賃貸仲介営業、仲介店店長、管理の現場担当を経て同社女性初の管理支店長を経験し、19年から現職。公益財団法人日本賃貸住宅管理協会レディース委員、あんしん居住研究会委員。
私が相続支援コンサルタントの資格を取得したのは、担当していたオーナー様との雑談がきっかけでした。オーナー様のご自宅の端の土地を隣地の伯父様に安価で貸していらっしゃると知り、その理由をお聞きすると「祖父の遺産分割で、伯父の自宅敷地が無道路地になってしまったから」とのことでした。
相続の勉強をしていた私は、「無道路地のままだと相続の際にお子さんが困るので、伯父様が元気なうちに整理したほうが良い」とアドバイスし、伯父様とも面談させて頂きました。しかし自分の力不足で「祖父のせいで無道路になったが、あの土地は実際は自分の土地のようなもの」と全く理解して頂けないばかりか、面談がきっかけでオーナー様と伯父様の関係まで悪くしてしまったのです。賃貸不動産オーナー様の相続の問題は、普段親しくお付き合いしているオーナー様だけでなく、初めてお会いするご親族からも信頼される必要があり、生半可な知識で対応すると逆効果になりかねないと痛感しました。
管理会社としてオーナー様と長くお付き合いをしたいのであれば、相続の問題は避けて通れません。もっと相続の実務に使える勉強をしなければと考え、色々調べて相続支援コンサルタントの資格を取得しました。現在の所属部署ではオーナー様の様々な相続の悩み相談を受けていますが、管理会社の実務経験と相続の知識は相性が良く、仕事の幅の広がりを実感しています。
前出のオーナー様の隣地の問題はその後の担当者に引き継がれ、数年かかって次世代のお子様たちにその土地を売却することができ、オーナー様ご夫妻に大変感謝され、賃貸併用のご自宅の新築も弊社にお任せ頂きました。長いお付き合いだからこそ結果が出せるのも、管理会社が相続支援を行う魅力だと思っています。























