リ・スタートできる街づくりでシンポ 定期借地権推進協
住宅新報 2021年3月30日 号 5面
定期借地権推進協議会はこのほど、「50年先の世の中へ リ・スタートできるまちづくり」と題したオンラインシンポジウムを開催した。
まず、千葉大学名誉教授の小林秀樹氏が「まちのリ・スタートを考える」と題して講演した。小林氏は、「現在の定期借地権は、中古住宅活用などが広まり、住宅価格の低減という当初の目的の重要性は薄れつつある。ただ、都心部などでは今でも価格低減効果が大きいので、神社や公有地など借地経営に向いている地主に対して、事例を通して定期借地権についての理解を促すことが必要」とした。更に、今後は住み替え型ライフスタイルのよさを提案しつつ、それを実現する方法として定借を位置付けることを課題として挙げた。
続いて横浜市立大学国際教養学部教授の齊藤広子氏が「定期借地権だからできる―住まいづくり・まちづくり」について講演した。齊藤氏は、定期借地権の活用事例として、緑地などコモンスペースを設けた良好な戸建て住宅街を紹介。そのポイントとして、「公園や道路などのコモン部分は地主所有とし、行政に移管しないほうがよい。それにより、将来、利用上の自由度が高い土地形状を維持できる」と述べた。





















