初の木造混合オフィスビル 東京・外苑前に22年8月竣工 野村不動産
住宅新報 2021年3月16日 号 4面
野村不動産は、22年8月に竣工予定の小規模オフィス「H1O外苑前」(東京都渋谷区)に、主要構造部として木造ハイブリッド構造を採用する。耐震・耐火や建築コストの観点から、これまでは中高層オフィスビルでの採用は難しかったが、環境問題への社会的関心の高まりを受けた。主要構造部の柱・梁の一部に木造ハイブリット構造を採用した中高層賃貸オフィスビルとなる見通しだ。
「H1O外苑前」は鉄骨造一部木造7階建て。施工を担う熊谷組が住友林業の木に関する知見を生かし共同設計を行う。柱・梁の一部を木質化することで、建築時のCO2排出量を約21トン削減するほか、木材が成長段階で吸収するCO2約19トン分の固定を実現する。
また、多摩産材を使用することで、国内で苗木の植樹から伐採、活用から再植樹といった森林サイクルを活性化することでCO2の削減など脱炭素化社会を目指すとともに、木造技術の継承や、更なる技術革新、地域雇用の創出、建築の木造化の推進などSDGs達成への貢献を図る。
同社は、昨年10月、新築分譲マンション「PROUD(プラウド)」シリーズで共用部などに国産木材を積極的に活用する方針を打ち出すなど、国産材の使用を推進。12月には、多摩産材のスギ5・2㎥(320㎡相当)のルーバーを外観・専有部に採用した「H1O 平河町」(東京都千代田区)が、世界最大の国際森林認証制度「SGEC/PEFC プロジェクト CoC認証」をオフィスビルで初めて取得した。「H1O外苑前」も同認証の取得を予定している。





















