三菱地所 帰宅困難者受け入れ訓練 感染症対策で抗原検査を実施
住宅新報 2021年3月16日 号 4面
三菱地所、三菱地所プロパティーズは3月9日、感染症対策を取り入れた帰宅困難者受け入れ訓練を、東京・大手町の大手町パークビルで行った。訓練では、東日本大震災と同等規模の地震が発生し、交通機関が停止して帰宅困難者が発生したと想定。帰宅困難者の中に、新型コロナウイルス陽性の疑いがある人が含まれているとして、唾液による抗原検査により陽性の疑いがある人を別の待機場所へ車いすで誘導する訓練を実施した。また、体調不良者の待機場所に警備ロボット「SQ-9」を使用した遠隔による見守りの訓練も行った。
訓練では、入り口で検温と17項目に及ぶ問診票を記入。検温で体温が37.5度以上ある場合は、体調不良者として抗原検査を実施。15分で結果が判明し、陽性の疑いがある人は車椅子で別室へ移動する。陰性の体調不良者は、一般の帰宅困難者と区画を分けて待機場所を確保した。また、体調不良者の避難場所で、体調が悪化して寝込む人が出た場合を想定。警備センターからの遠隔で警備ロボットを操作し、体調が悪化した人への声掛けと救急隊員の派遣要請の訓練を行った。
同社は東日本大震災での経験を生かし、開発にあたっては帰宅困難者の受け入れを前提として進めてきた。訓練を行った大手町パークビルは、1人当たり3m2程度で約1000人の帰宅困難者の受け入れを想定しているが、感染症対策として十分な間隔を確保すると6m2必要になる。






















