アートとまちづくり(上) まちづくりにアーティスト活動 三菱地所、大丸有エリア 〝アート〟がビジネスに気付き
住宅新報 2021年1月19日 号 4面

「ソノ アイダ♯有楽町」の展示作品
東京の大手町・丸の内・有楽町(大丸有)エリアで、まち全体をギャラリーにしたような〝アートタウン化〟を進めている三菱地所。「丸の内NEXTステージ」と名付けて推進する同社のまちづくりは、アーティスト・イン・レジデンスといわれる新しい取り組み。現代アート作品を生み出すアーティストたちを、大丸有エリアに招いて滞在させ、彼らのアート作品はもちろん、その制作のプロセスをビジュアルとして、働く人々や大丸有エリアを訪れる不特定多数の人々に見せて感性を刺激している。
クリエイティビティを追究するアーティストと、大丸有エリアのビジネスのために働く人とは、考え方を異にする真逆の立場に立つともいえる。しかし、そうした人たちがアートを通じて出会い、お互いを刺激し合うことで、新たな発想やビジネスが生まれる可能性があるというのだ。
有楽町エリアは、再開発を予定しているエリアでもある。その過程で、既存の建物を活用し、〝個人〟の力を存分に発揮できる場を提供する。19年に有楽町ビル(東京都千代田区有楽町)にオープンした「micro FOOD&IDEA MARKET」は、飲食の提供を通じたまちの憩いの場であると共に、活躍の場が異なる様々な人とアイデアが出合える場、それを具現化した物販や展示ができる場としても機能する。ここで東京都現代美術館による「VIRTUAL ART BOOK FAIR」のリアル会場として、展示やトークショーが行われた。





















