湘南から地産地消プロジェクト発信 環境配慮型の木造中高層ビル 富士リアルティがプロデュース
住宅新報 2021年1月5日 号 6面

永松社長
かながわSDGsパートナー企業に加盟する富士リアルティ(株)・湘南乃工務店(神奈川県藤沢市、永松秀行社長)は、地産木材を構造体に活用した環境配慮型の木造中高層複合ビル「湘南MIYU海友プロジェクト」の建築プロデュースを行う。20年12月22日、藤沢市内で同プロジェクトの概要発表会が行われた。
4階建てとなる同ビルは、大手企業や学校、集合商業施設に隣接する同市大鋸(JR藤沢駅徒歩11分)に建設する(21年5月着工、同年11月完工予定)。1階から4階まで木造建築による300m2超の中高層複合ビルで、規模・用途・高さいずれも国産・地域木材を活用したものとしては湘南地域初の試みになるという。構造には2×4工法を使用し、高い耐震性と耐火性を確保。1階には店舗や地元企業のオフィス、2階以上は居住用賃貸として入居者をあっせんする。2階は事務所やコワーキングスペースとしての使用も可能とし、若手起業家を中心に安価で誘致することで、地域の活性化を目指す。
同発表会では同プロジェクト開始の経緯について説明が行われた。老荒廃した地元の森林を伐採・活用することで、湘南の海の水質および水源となる丹沢山岳部等神奈川県の森林整備を進めると共に、地元経済の活性化を目指す。同社では「木材を使用した人体や環境へ優しい建築設計」とした上で、建築部門の取り組みを福祉施設やオーナーからの受注へつなげ、不動産部門での管理取得に展開したい構想だ。永松社長は「地元湘南にどれだけ貢献できるかをテーマに取り組んでいる。中小事業者の小さな活動だが、輪のように神奈川県全土に広がり、地産地消プロジェクトが当たり前のようになるといい」と述べた。























