三好不動産LGBTイベント全面支援 〝知らない〟ことが問題
住宅新報 2020年11月24日 号 7面
人に対する優しさの輪を広げるイベント『九州レインボープライド2020』が11月7日と8日の2日間にウェブ上で開催され、メインスポンサーの三好不動産(福岡市)は、同社特別プログラムを終日配信してイベントを盛り上げた。
同実行委員会(代表・三浦暢久氏)が主催し、福岡県などの行政機関や各国大使館、報道機関が後援。LGBTなどセクシャルマイノリティ(性的少数者)を筆頭に世の中の差別や偏見から子供を守り、それぞれが自分らしく暮らせ、生きていく社会の実現を目指して毎年開催している。
三好不動産社長の三好修氏は、「社内外で関わる人すべてが家族を超えた家族の絆を持ち、皆さんと仲良く健やかなまちづくりに貢献していきたい」とあいさつした。同社の特別番組では、オンライン内見として推奨物件を現地からレポートした。スタジオトークや録画セミナーをアーカイブ放送したほか、LGBTの入居者に関わる同社の取り組みなどを紹介した。
同社ではLGBTに関わる取り組みをSNSなどで発信し、多様性を示す虹色マークを全店舗にステッカーで貼り、全社員の名刺に刷り込みやバッジを付けている。活動開始以来4年間で120件超の問い合わせを受け、そのうち70件の部屋探しを成約している。
同社スマイルプラザ事業部七隈線エリア統括・統括店長の原麻衣氏は、「物件オーナーから海外からも問い合わせが入り、関心や注目度の高さ、理解の広がりを感じている」と紹介。同社内でも一層の知見を深めるため勉強会を重ねているが、「部屋探しで悩みを抱える同性カップルは依然多い。世間で実状を〝知らない〟ことが最大の要因にある。当社はLGBTに限らず、高齢者や外国人、被災者、DV(ドメスティックバイオレンス)被害者など困っている部屋探しのサポートが大きな役割にある」と説明した。
家主の立場から、物件オーナーでプロパンガス販売業の柴田産業(福岡市博多区)社長の柴田靖典氏は、「性的な区別に関係なく、入居者にはより良い住まいで暮らしてほしいのが家主の願い。一人でも多くの理解者が増えていくように考えていきたい」と気持ちを示した。























