マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ ワコー王子マンション2【前編】 東京都北区 組合が住戸を買い上げ コミュニティルームに活用
住宅新報 2020年10月13日 号 11面
連載: マン活に励む管理組合
79年に竣工した「ワコー王子マンション」は、JR王子駅を最寄りとする総戸数173戸のマンションです。意識の高い理事たちが中心となって「五役会」を立ち上げ、後に修繕委員会となって大規模修繕や修繕積立金の値上げなどに取り組んできた様子は、以前にご紹介しました。管理体制を整え、会計・事務と建物の修繕はそれぞれ別の管理会社に委託し、それぞれにコンサルタントをつけて、修繕委員会が理事会に答申する形で管理組合の意思決定をしているマンションです。
さて、そんなマンションも築40年を間近にして、修繕委員会では耐震性についても検討を始めていました。11年に北区の助成金を利用して簡易版の耐震診断を行っていましたが、その結果は基準値以下。耐震補強工事の必要に迫られていました。しかし、工事の予算や補強の仕様による美観の問題があるほか、大きな問題は、構造図面がなかったのです。まずはきちんとした耐震診断をしてもらう必要がありました。
検討している中で、偶然にもNTTから屋上に基地局をつくらせてほしいとの打診があり、「構造計算を行うこと」を条件に承諾。コンサルである一級建築士立会いのもと、耐震強度を算出のうえ、耐震補強計画の提案を受けました。























