廣田 信子の紙上ブログ No.262 マンション管理応援歌 「声の大きい人」がオンラインを嫌がる訳
住宅新報 2020年10月13日 号 5面

廣田信子氏
前号では、管理組合でオンライン会議システムを活用するメリットの話をしました。ところが、強固にオンラインを嫌がる方もいます。なぜかを考えるヒントが企業戦略の中にありました。
企業が生き残りを掛けた「リアルからオンラインへのシフト」がコロナ禍で加速しました。同時に、リアルでやっていたことを単純にオンライン化するだけではダメ。例えば、個別に面談で営業していたやり方を、そのままオンラインで行ってもうまくいかない。なぜなら、リアルとオンラインでは顧客の購入の決め手が大きく違うからだと言います。ある調査によると、「オンライン商談」と「リアル商談」では、成約するときに伝えていた情報量に大きな違いがありました。オンラインの場合は、データや証拠など情報が多いほど売れて、リアルの場合は、情報量より、その場の雰囲気や営業マンの人柄で売れるということです。
管理組合の会議は商談とは違いますが、主張を相手に認めさせるという点は共通です。リアル理事会では「声の大きい人」に引きずられるということが起こります。高圧的な言い方や、その場の空気に押されて、みんなが黙ってしまう。結果、「声の大きい人」の主張が通るのです。






















