ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 135 太陽光発電に関する隣人同士のトラブル 日本不動産仲裁機構
住宅新報 2020年9月22日 号 8面
連載: ADRの現場から
東京都は9月11日、太陽光発電の蓄電池システムを設置した住宅に補助金を交付する新規事業を開始すると発表しました。このように、太陽光発電に関しては、毎年なにかしらの助成金や補助金の制度が発表されていると共に、太陽光発電を取り入れた住宅であるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)も更に一般的になりつつあります。関係する人々が増えるとトラブルが増えるというのは世の常ですが、その通りに、太陽光発電に関するトラブルは多く報告されています。
例えば、オーナーと太陽光発電事業者のトラブルとしては、「設置工事の時にきちんと機器の検査をしておらず、想定している発電量がない」ということがあり、オーナーと近隣住民とのトラブルでいえば「パネル洗浄の際の騒音や敷地内にまく除草剤が近隣にも影響を及ぼしてしまう」などがあります。ここでは、千葉県の太陽光発電メンテナンス事業者H社が経験した隣人同士のトラブル事例を紹介します。
初めは「音のトラブル」です。太陽光発電を設置するときに「パワーコンディショナー」という機器が取り付けられますが、これが動作音を発します。しかし、この音は一般的にエアコンの室外機レベル。通常であれば気になるものではありませんが、トラブルのもとになってしまうのです。
























