マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ ワコー王子マンション【後編】 東京都北区 修繕の仕様書を作成 管理会社の変更も
住宅新報 2020年9月8日 号 11面
連載: マン活に励む管理組合
2回目の大規模修繕では、外壁や鉄部の塗装、ベランダ防水など、費用負担が大きな箇所を修繕する予定でした。これまでの知見から、委員の知り合いに見積もりを依頼することなど手を尽くしましたが、当時の管理会社が、やはり当時の協力会社でないと工事監理ができないという話になり、結局1回目と同じ施工会社での修繕となったのです。
修繕委員会では、1回目の大規模修繕終了後に修繕積立金の値上げの検討を始めました。当時の修繕積立金は平均で2700円/戸。次の大規模修繕までに必要な額を算出したところ、このままではまた借り入れをして修繕をしなければならない財政状況でした。そこで、2年に1度段階的に10回値上げをして、最終的に1万5000円分を値上げすることに決めました。
もちろん、反対意見もありました。周辺の相場よりも高いという声も出ました。修繕委員の皆さんは「みんなが現役の今のうちにやっておかないと」と説得。そうすることで、今後の修繕の際には一時負担金を徴収することなく工事をすることができると伝えたのです。「一時負担金ゼロが我々のポリシー。段階的値上げの途中で黒字が出たので、値上げはそこでストップし、それ以降は上げていません」と委員会窓口の秦野さんは言います。年度300万円程度の緊急修繕費を提案したことも、この委員会の特徴です。小修繕、緊急対応等に関する修繕工事に関して予算を計上し、理事会決議で対応することを可能としました。























