三井不動産グループの新常態対応マンション 在宅ワーク前提に企画 「勝どきミッド/サウス」で具体化へ
住宅新報 2020年8月25日 号 4面

――ニューノーマル対応の物件に選定された理由は?
「一番は在宅ワークの浸透だ。リモートワークが浸透している企業に勤務する居住者が多く、湾岸エリアのマンションは在宅率が高い。また、ニューノーマル対応に設計が変えられるタイミングの物件でもあった。
ニューノーマル対応には一定以上の規模も必要になる。この物件は、元々、東京五輪後に変わるであろうライフスタイルへの対応をコンセプトに開発を進めてきた。ニューノーマルへの対応が求められたが、元々のコンセプトに合致していた」
――同物件が重点的に取り組んでいるのは何か。
「リモートワークに焦点を当てて、共用部分を生かしている。外部にも開放する本格的なコワーキングスペースを設け、個室を追加しオンライン会議などにも対応した。在宅ワークでは気分転換の場がないので、外でも仕事ができるよう公開空地にWi-Fiを整備した。グループのシェアオフィス『ワークスタイリング』に近い機能を取り入れている。
フィットネスルームは、在宅で普及したオンラインフィットネスが使いやすいよう機器を工夫し、健康管理を自発的にできるようにした。在宅勤務で家に夫がいる状況に配慮し、ゲストルームを妻がくつろげる場として10畳のリビング空間を提供する。このように在宅勤務に付随して起こる様々な生活の変化に着目している」
――都心物件と郊外物件で求められるものは何か。
「顧客の傾向として都心は共働きで、合理的なニーズを満たす商品企画がこれからも受け入れられる。狭いスペースで在宅ワークができる効率的な間取りが求められる。
郊外は、時間的ゆとりが求められ、アウトドアや趣味などに強い趣向があり、仕事以外のライフスタイルのニーズに応える必要がある。いずれもリモートワークに対応する必要がある」
――ニューノーマル時代に支持されるマンションとは。
「これまでも住まい選びは、仕事と絡むことが多い。ニューノーマル時代は、在宅ワークを中心に商品企画を据えていくことになる。ソフトやサービスで言えば、オンライン会議やオンライン授業が発達している。今後もオンラインに対応できる住まいやソフトサービスが重要になる。更に、マンション内だけでなく地域住民とのコミュニティ形成についても、引き続き力を入れていく」





















